「序」に引き続き、観終わった後は観客の心が一つになった……そんな気がしました。今回はいい意味で!(旧劇場版では総ツッコミ的な意味で心が一つになったとかならなかったとか聞いたことがあります)
ネタバレ感想はまた下で語るとして、それ以外のこと。
なんかもう今回本当に、CGバンザイ! と、久々に強く感じました。
日本のアニメのCG技術がアップして、ほんとうに、良かった……。
ちと懐古的な話をしますとねぇ、わたしが中学高校の頃にちょうどセル画→デジタル作業へのアニメ転換期でねぇ……。最初はそりゃあもう妙な色鮮やかさで、デジタル作画なんて違和感の塊でしかなかったわけですよ。言うなれば異物ですよ。
その当時新たに始まるアニメのコミュニティでは、「セル画ですか!? セル画だといいのですが!」「デジタルだとがっかりです」などと普通に言われていましたからね。
それがだんだん「色がやわらかかったり、ほんわかしたデジタルならいいかも」「センスのいいデジタル作画なら許せる」と変化し始め、いつの間にかほとんどのアニメがデジタル作画となり、どんどん技術とセンスが上がって「逆にセル画だと色がくすんでてちょっと……」と思うことすら普通になってきたわけですよ。
で、そんな時代の変化を横目で見てきた者にとっては、今回はほんとうううに「この世にデジタル(CG)があってよかった!」としみじみ感じたわけです。思わず懐古しちゃうほどに。
多分、サマーウォーズ観ても同じ感慨にふけると思う。
今思えば「ぼくらのウォーゲーム」は目新しいCG活用だったのよね……(たぶん)(DVDについてる制作裏話みたいなやつが「今回はCGという新しい試みで〜」みたいな語り口だったので、最近観てしみじみした)。
いや細田監督の話じゃなくて。エヴァですエヴァ。
以下、ネタバレになるかなーという感じのだらだらとした感想を。