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「おいしい妖精の愛し方」見本誌来たよー。&十冊目。

表紙
 9月15日発売「おいしい妖精の愛し方」見本誌が来ましたよー!
 グロスPP加工でつやつやと輝いております。この写真では見えないのですが、ミリア(ヒロイン)のそばかすがちゃんと出ていて嬉しい。ミリアの瞳は「海の色」という設定で、表紙でも海を映したようで綺麗なんですよー。
 帯の色もとても好きです。とても好きです。腰に回った手が隠れなくてよかった!

全体
 全体はこんな感じ。棚差しになっている時は、どせいさんフォントをほうふつとさせる懐かしい(?)書体が目印です。
 裏表紙には水色ドットが敷かれていて、それがまたとても可愛い。

 南ヨーロッパの海に浮かぶ、千年以上増築と改築を重ね続けた人工建造物の塊《迷子島(まよいごじま)》で繰り広げられる、食べても食べてもすぐにお腹が空いてしまう大食らいの海女(あま)兼 観光ガイドのミリアと、人生をすべて料理に注ぎ込んでいる、さびれた食堂の若き店主ライのラブコメディです。

 幼なじみのミリアとライは恋人ではないものの「食べ続けなければいけない女の子」と「料理をせずにはいられない男」として、ある意味で共依存にも似た二人の世界に生きていた。たがあるきっかけによってミリアは突然男たちからモテすぎる呪いにかかってしまい、さらには背中に妖精の羽も生えてくる。ライはミリアを護ろうとするが、「迷子島の妖精」として大々的に取り上げられた彼女を目当てに、大陸中から観光客が押しかけてきて……。

 という、幼なじみで特に進展もなく安穏としていた二人に外部からのツッコミが入り、互いの関係について考えてみるという筋を軸にして、フレンチトーストやら鶏の丸焼きやら山盛りのケーキやら新鮮な魚介類やらのおいしい食べ物をこれでもかと詰め込んだお話です。
 明るくテンションの高いトラブルメイカーなお坊ちゃんとの友情や、マナティのヒモとして生きる眼帯の三十六歳元軍人なんかも盛り込みました。→キャララフなどはレガロシリーズブログにて。

 時代設定は二十世紀初頭(ww1とww2の間の時期)。近代なので電話や大衆新聞などの小道具が使えて楽しかったです。受話器と送信口が別々になった電話機はロマン……。電話交換手もね、いいですよね。好き。
 今回は一冊完結の読みきりですので、お気軽にどうぞー。


 さて、そんな海と島と料理の話で商業で出した本が十冊目となりました。
 というわけで記念写真を撮ってみた。

 表紙大集合。↓クリックで少し大きな画像が出ます。
十冊表紙。

 タワーにするとこんな感じです。↓同じくクリックで大きい版。
十冊背表紙。

 ここまで来れたのもみなさまのおかげです。ありがとうございます! いい加減に人なるも書きたい!(口癖)

 十冊それぞれの内容は古戸マチコ作品リスト(暫定版)でご確認ください。
 さて、次もまた面白いもん書きますよー。(だが人なるも諦めない)

at 11:46, 古戸マチコ(こと・まちこ), おいしい妖精の愛し方

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